
死を宣告された私が見つめた「生きる力」
こんにちは、大久保彦蔵です。私は48年間、出版社を営んできました。
末期がんと診断され、「覚悟を」と言われてから今日まで生き続けている中で
ひとつの確信を得ました。
「人間は、病気では死なない。」
そして最近、ある投資セミナー「ハナミラ(Hanamira)」に出会い
“お金を学ぶこと”が“生き方を整えること”に似ていると感じたのです。
今回は、私自身の経験と視点から
このハナミラという投資セミナーを冷静に掘り下げていきます。
ハナミラとはどんな講座なのか?
「ハナミラ」は、“未来をデザインする資産運用アカデミー”を掲げた投資セミナーです。
受講対象は主に初心者、とくに女性が多く
金融リテラシーの向上や自立支援を目的としています。
主な特徴は以下の通りです。
- 投資・資産運用の基礎を学べる
- 女性講師による共感型サポート
- コミュニティ形式で学習
- 「未来をデザインする」ことをテーマにした設計
つまり、“投資を教えるというより、人生の向き合い方を整える講座”といった印象です。
しかし、これを「副業」だと勘違いして参加してしまう人が多いのも現実です。
投資と副業はまったく別の世界

私のように長くビジネスの現場を見てきた者からすれば
「投資」と「副業」を混同することほど危ういものはありません。
- 副業は “時間と努力” を収益に変える
- 投資は “資金とリスク” を利益に変える
ハナミラは後者、「知識としての投資」に焦点を当てた教育型セミナーです。
したがって、短期的に収益を求める副業志向の方にとっては
成果が見えにくく、物足りなく感じるかもしれません。
無料セミナーの“後ろ側”にある構造
口コミを調べると
「無料で投資の基礎を学べる」という導入から
有料講座や上位プランへの案内が行われるケースが多いようです。
これは決して“悪徳”とは言いません。
教育ビジネスの多くは同じモデルで成り立っています。
しかし、問題は「無料だから」と気軽に参加した人が、高額コースを契約してしまう構造です。
私も過去、情報商材のセミナーで同様の体験をしました。
「今だけ特別」「ここでやめたら損をする」――
その言葉に、心が揺れるのです。
冷静な判断ができなくなった瞬間
学びは“自己投資”から“浪費”に変わります。
私が感じたハナミラの「本質」
ハナミラは、一見すると投資講座のようでいて
実際には「心の整理術」のような側面を持っています。
講師たちが語るのは、“数字の増やし方”ではなく
“お金と向き合う姿勢”です。
たとえば
「お金の不安を減らしたい」
「将来に安心感を持ちたい」
そんな気持ちを抱く人が、心理的な安定を取り戻すために受講している。
だから、「稼ぐ副業」ではなく「整える学び」と理解するのが正しいと思います。
学びは「行動」を伴って初めて価値になる
長年、私は“学ぶ人”を何千人も見てきました。
成功する人は、知識を得ただけで満足せず
行動に変える仕組みを自分の中に持っています。
ハナミラは、知識を与えてくれる講座ですが
「行動を起こす装置」までは用意されていません。
そのため、受講後に何も変わらないまま終わる人がいるのです。
知識は道具。行動は刃。
どちらか一方では、人は前に進めない。
私の経験から見た“情報の見極め方”
私は、何度も情報に翻弄されてきました。
だからこそ、今は次の3つを必ず確認します。
✅ 1.誰が言っているのか
資格・実績・発信歴。
どんなに魅力的な話でも、「誰が伝えているか」で信頼度は変わります。
✅ 2.どんな構造で収益が発生しているのか
講師がどこで利益を得ているのかを見抜く。
それがわかれば、ビジネスの全体像が見えます。
✅ 3.“感情”で判断していないか
焦り・不安・欲望――。
これらが強くなったとき、人は最も騙されやすくなります。
冷静な目を持つこと。
それこそが、情報社会を生き抜く最大の武器です。
ハナミラの価値は「副業」ではなく「教養」
私が感じた結論を述べます。
ハナミラは、副業を始めたい人に向けたビジネスではなく
“金融教養を高めたい人”に向けた学びの場です。
たとえば――
- 投資やお金に苦手意識がある人
- 老後資金に不安を感じている人
- お金との向き合い方を見直したい人
こうした方には、大きな気づきを与えてくれるでしょう。
一方で、「すぐに収益を上げたい」「在宅で稼ぎたい」と考える方にとっては
方向性が合わないかもしれません。
私が見つけた“本当の副業の条件”
投資セミナーを経て、私は改めてこう感じます。
副業に必要なのは「才能」でも「特別なツール」でもない。
大切なのは――
- 再現性があること
- 小さく始められること
- 続けられる仕組みがあること
この3つです。
世の中には、「誰でも簡単に儲かる」と謳う案件が溢れています。
しかし、真実はいつだって地味です。
コツコツ積み上げる人だけが、最後に笑うのです。
学び続ける者は、まだ生きている

私は、死を宣告されて以来、毎朝を「今日が最後の日」と思って生きています。
それでも、本を読み、文章を書き、何かを学ぼうとする。
学びとは、生きることそのものだ。
ハナミラ投資セミナーを通して改めて気づいたのは
“お金の学び”は“心の学び”でもあるということ。
副業も投資も
突き詰めれば「どう生きるか」の問いに行き着きます。
あなたがこれから挑戦するなら
どうか「稼ぐ」より先に、「自分を知る」ことから始めてください。
学び続ける限り、人生に“終わり”はありません。
執筆:大久保彦蔵
死を宣告されても、私は生きている。
そして今日も、誰かの“生きる勇気”になる言葉を書き続ける。